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The Phantom Tollboothという本を読んでいます

The Phantom Tollboothという本を読んでいます

The Phantom Tollboothという本を読んでいます。

アマゾンの登録情報によれば、対象が9 – 12歳の子ども向けの本ですが、わたしにもオモシロイです。わたしがまだ子どもなのか、アマゾンが間違っているのか…(笑)

主人公は、Miloという10歳ぐらいの、学校がキライでダリイと思っている少年で、ある日突然、部屋にTollbooth (料金所)が現れ、そこから旅に出かけるという空想物語です。

初版発行が1961年なので、古典的な児童書と言えるのでしょうか。この本の存在を知ったのは、2012年7月のWait Wait…Don’t Tell Me!というポッドキャストです。司会のPeter Sagalさんが、作者のNorton Justerさんにインタビューする場面で、この本が一番好きだと言っていた(下のリンク参照)ので、それ以来読みたいとは思っていたのですが、実際に手にとったのが、退職してちょっと時間に余裕のできた、昨日(こどもの日)です。

https://www.npr.org/2012/07/21/157077211/tollbooth-author-norton-juster-plays-not-my-job

何がオモシロイかというと、言葉あそび(word play)です。主人公Miloの不思議な旅のお伴をする犬の名前はTock。犬のTockは時間の無駄づかいを見張る番犬(watchdog)という設定。Watchに「見張る」という意味と「時計」という意味が掛けてあって、Tockは普通の犬と違い、もちろん胴体部分は時計(watch)。時計のカチカチいう音は英語ではtick-tock。理由があって、名前はTickでなくてTock。

これは、ほんの一例で、随所に言葉遊びがあり、日本語に翻訳するのは大変だろうなあと思いますが、とりあえず、原書(英語)で読んでいます。

うめじ英語塾で夏休みの一部を使って生徒様とこの本を読破するという企画もオモシロイだろうと妄想しています。灘校で中学3年間をかけて『銀の匙』1冊を読み込むという授業をされていた橋本武先生のようにできたらなあ…

今185ページまで読んで、あと71ページ。がんばります。

【2019年5月7日 11時追記】
読み終わりました。随所に立ち止まって考えたいセリフも出てきました。もう1度ゆっくり読みたいと思える良書です。