★うめじ英語塾 お問い合わせフォーム★

『大学受験 活動実績はゼロでいい 推薦入試の合格法』を読みました

『大学受験 活動実績はゼロでいい 推薦入試の合格法』を読みました

先日(2025年6月27日)『大学受験 活動実績はゼロでいい 推薦入試の合格法』を読みました。著者は受験ジャーナリストの杉浦すぎうら由美子ゆみこさんです。下松市立図書館で借りました。

本書は2025年4月に発行されたもので、最近の推薦入試の動向について詳しくまとめられており、実際に合格するためにどのような準備が必要かを理解することができます。活動実績の代わりに重視されるものとしては、評定平均値の高さ、英語資格試験で証明される英語力、そして志望理由書の完成度が挙げられており(p.22)、それぞれについて綿密な取材に基づく解説が提示されています。

わたしが華陵高校に勤務していたときにも、志望理由書作成の指導を行ったことがあり、そのときのことを思い出しました。わたしの指導スタイルは、生徒の原稿から大学の先生が読み飛ばしそうな無駄な部分を削除し、内容をより具体的に加筆するように指示するというものです。

納得がいくまで、何度も生徒とやり取りをします。文字を書くことが目的ではなく、内容を練ることが目的なので、メールなどの電子媒体を使って原稿をやり取りしていました。そうして生徒の個性を浮かび上がらせ、考えを深めていく過程は、とても楽しいものでした。

こうして出来上がった志望理由書は、わたしが書いたものではなく、生徒自身が考えた、ちょっとやそっと押されても倒れない、頑強な志望理由書になります。

『大学受験 活動実績はゼロでいい 推薦入試の合格法』には、志望理由書の具体例も載っており、推薦入試を考えている高校生や保護者の方々にとって、おすすめの一冊です。ただし、簡単に真似できるものではないので、しっかりとした準備と努力が必要です。裏を返せば、簡単に真似できないからこそ、本氣で取り組んだ人だけが合格できるのです。

さて、わたしは1年間で英文雑誌のTIMEも含めて100冊の本を読むプロジェクトを自主的に行っていますが、『大学受験 活動実績はゼロでいい 推薦入試の合格法』が今年(2025年)の50冊目になりました。

本日(7月1日)も積極的な氣持ちでがんばります!(笑)