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『「日本人と英語」の社会学』を読みました

『「日本人と英語」の社会学』を読みました

昨日(2023年3月30日)『「日本人と英語」の社会学 ― なぜ英語教育論は誤解だらけなのか』という本を読みました。著者は関西学院大学准教授の寺沢てらさわ拓敬たくのりさんです。昨年(2022年)読んだ『翻訳はめぐる』で紹介されていたので、下松市立図書館で借りて読んでみました。

寺沢先生は、データに基づいて社会科学的な視点から英語教育論を展開することをこの本で提唱されています。また、実際に過去のデータを分析して、「日本人の英語力はアジアの中でも最低」という思い込みが誤りであること(第3章)や、必ずしも「英語使用ニーズは年々増加している」わけではないこと(第9章)を示していらっしゃいます。

はじめに結論ありきではなくて、ランダム抽出ちゅうしゅつしたデータの統計分析に基づいた議論を行うことの重要性を述べるとともに、それを実践されたご著書だと思います。

さて、わたしは1年間で英文雑誌のTIMEも含めて100冊の本を読むプロジェクトを勝手に行っていますが、『「日本人と英語」の社会学』が今年(2023年)の21冊目になりました。

本日(3月31日)も積極的な氣持ちでがんばります!(笑)