『ないないづくしの里山学校』を読みました
先日(2023年3月4日)『泥んこ、危険も生きる力に ないないづくしの里山学校』を読みました。著者は写真家の岡本 央さんで、木更津社会館保育園の取組を紹介した写真集です。
関連ウェブサイト:木更津社会館保育園
下松市立図書館の蔵書で、正直に告白すると、128ページの大半が写真で、すぐに読めそうだった、というヨコシマな理由で借りました。実際に読むと、予想通りすぐに読めた一方で、予想外に多くを感じました。
便利で快適な生活を離れて、子どもたちが里山で自ら工夫しながら過ごす様子が写真から伝わったからです。
わたしは里山で泥んこになって遊んだ経験はありません。が、写真を見て、小学生の頃、稲を刈り取ったあとのデコボコの田んぼで友達と野球をしていたことをふと思い出しました。
不便や不快は工夫する心を育ててくれると思います。ものがないから作る。危ないから考える。痛いから気をつける。自分で動かないと解決しないから、実際に体を動かす。太古の昔からニンゲンがやってきたことです。ワクワクやドキドキがあって、意外に楽しい。
子どもたちの野生の本能が目覚めて、輝く瞬間をとらえた一冊でした。
本日(3月9日)も積極的な氣持ちでがんばります!(笑)
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