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知識なくして理解なし

知識なくして理解なし

つい最近(2022年4月6日) Up First というポッドキャストを聴き始めました。NPRというアメリカの公共放送局が週日に配信していて、毎回3つのニュースを取り上げて、10分間で解説する番組です。
番組ウェブサイト:Up First : NPR

昨日(4月8日)も Up First (Thursday, April 7, 2022)を聴いていたら、アメリカのバイデン政権が連邦学生ローン(federal student loan)の返済を今年(2022年)8月31日まで猶予ゆうよするというニュースありました。

ところが、聴いてもヨクワカランのです。わたしの知識不足です。

例えば、in default とか restore them all to good standing とか英語は聞き取れるのですが、意味が分かりません。

調べてみると、in default は「債務不履行の状態で」という意味で、簡単に言えば、借りたお金を返す締切を過ぎても返していない状態だ、ということです。
関連ウェブサイト:In default Definition & Meaning – Merriam-Webster

そんな人にお金を貸すと、返してもらえない可能性が高いので、誰もお金を貸したくありません。つまり、信用(credit)がないので、連邦学生ローンを借りて債務不履行になった人は、例えば、車や家を買う際にローンが組めない、つまり、新たな借金ができない状態でした。

それを今回の救済措置で「良好な状態に戻す(restore … to good standing)」ことで、返済計画を変更したり、信用を立て直して新規の借金ができるようにするということのようです。

とここまで書いたものの、釈然しゃくぜんとしない箇所も依然あって、十分に理解するにはローン返済の仕組を知っておく必要がありそうです。まさに、知識なくして理解なし。

さて、うめじ英語塾でも大学入試問題の英文を読んでいますが、多様な英文を読んだり聞いたりするには、語彙や文法だけでなく、ものごとの仕組に関する背景知識も必要だと、日々感じます。最も大切なのは、日頃から色々なことに関心をもつ好奇心(curiosity)です。