東日本大震災から11年
本日(2022年3月11日)で東日本大震災から11年が経ちます。
思い出すのが、震災の翌年、2012年8月20日にNHK Eテレで放送された『テストの花道』に出演した、宮城県白石高校の生徒さんのことです。その生徒さんは番組のインタビューで、将来は「復興のために仕事がしたい」と話していました。放送当時、高校2年生。
わたしはその言葉を聞いたときに、志の高さに驚き圧倒されました。「震災からの復興に貢献したいので勉強します」と言っているように聞こえたからです。
その放送は、高校生が100個の英単語と100個の古文単語の暗記に挑戦するという「真夏の全国暗記大会」という特別企画でした。華陵高校の当時の生徒さんが参加したので、そんな番組があることを知りました。
わたしは、白石高校の生徒さんの言葉を聞いて、何かをするときに、自分のためだけでなく、誰かのために、と考えるほうが、とてつもない力が出るような気がしました。
勉強して大学入試で合格するというのも大切な目標ですが、それだけで終わるのはもったいない。入試を通過点にして、志をもって勉強する人が本当に力を発揮する、と思ったのです。
少し話が飛びますが、先日読んだTIME(2022年2月28日-3月7日号)の記事で、12歳の環境活動家、Cash Daniels さんが次のように話していました。
Kids may be a small percent of the population, but we’re 100% of the future. (p.75)
人口のわずかなパーセントかもしれませんが、子どもは未来の100パーセントです。
東日本大震災から11年。当時高校生だった皆さんに思いを馳せました。そして、未来の100パーセントになる今の皆さんをわたしは応援しています。
本日(3月11日)も積極的な氣持ちでがんばります!
- 前の記事
2022年3月-4月の入塾説明会のご案内 2022.03.10
- 次の記事
2022年2月の授業アンケートより(その1) 2022.03.12