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『弔辞』を読みました

『弔辞』を読みました

先日(2021年2月2日)弔辞ちょうじを読みました。著者はビートたけし(北野きたの たけし)さんです。下松市立図書館の蔵書です。

「自分への生前弔辞」から始まって「ビートたけしはつまらなくなったのか?」まで、北野さんが過去を振り返りながら、芸論を展開させます。

そうかと思うと、「ハイゼンベルクの不確定性原理」とかいう聞き慣れないフレーズが北野さんの本には飛び出してきて(p.175)、わたしをけむに巻くわけです(笑)。
参考:不確定性原理 – Wikipedia

漫才、映画、小説といった多彩な分野で才能を発揮する北野さん。『弔辞』を読むと、北野さんが、非凡な常識人・知識人であることが分かります。

こんなことを書くと、「バカヤロー、そんなこと決まってるじゃねぇか」と2016年にフランス政府からレジオン・ドヌール(仏 légion d’honneur)勲章のオフィシエ(仏 officier)を授与された北野さんに言われてしまいそうです(笑)。

ところで、わたしは今年(2021年)も1年間でTIMEを含めて本を100冊読むという「100冊チャレンジ」を勝手にやっていますが、この本が11冊目になりました。

さらに余談になりますが、英語で「弔辞」は eulogy と言います。
単語の定義:Eulogy definition and meaning | Collins English Dictionary

eulogy は数えられる名詞で、前につける不定冠詞は a です。elephant のときには an elephant のように不定冠詞は an になりますが、eulogye- で始まる単語なのに、a eulogy となります。さて、どうしてでしょう?