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『生きかたの選択』を読んでいます

『生きかたの選択』を読んでいます

現在(2020年12月1日)『生きかたの選択』という本を読んでいます。下松市立図書館の蔵書で、著者は日野原ひのはら重明しげあき先生です。日野原先生は医師で、せい路加るか国際病院で長年勤務されました。2017年に105歳で亡くなられました。

『生きかたの選択』は日野原先生の対談集で、2002年に出版されています。最初に収録された対談のお相手は、作家の遠藤えんどう周作しゅうさくさん。出典は『中央公論』1982年8月号です。この対談では、患者心理を医師が理解することの大切さが話題になっていました。患者と医師が相互に信頼する関係を築くことが前提との指摘もありました。学校や塾でも、教えられる側と教える側の信頼関係が大切だ、と思いながら読みました。

また、医師が治療方針を決める際に、患者が仮に自分の肉親だったらどうするかを考えるべきだ、と日野原先生はおっしゃっています(p.19)。親身しんみになるのは、教える立場でも同じく大切だと思います。

日野原先生はご自身も闘病された経験があり、幅広く読書をされたり、医師として診療する経験も重ねながら、患者さんの気持ちに寄り添える医師になられたのだと思います。

そんなことも考えながら、『生きかたの選択』を読み進めようと思います。