脳ミソの持久力、必要なり!
うめじ英語塾では『全国大学入試問題正解 2 英語(国公立大編)』を教材に使っています。英語のコアマッスルを鍛えるためには、負荷をかけたトレーニングが必要だからです。
実はこの本は毎年6月末に発行されるので、現在は昨年発行されたものを使っています。つまり、この教材を使い始めてほぼ1年になります。
大問1つを1題と数えると、現在先頭を走る生徒様は、75題の問題を解き終わり、2題分の単語テストが残っているので、これも済んだら77題やっつけたということになります。
高校の英語の教科書は、学年によって本文の長さが異なりますが、大体10課はあります。うめじ英語塾で読む入試問題の大問1つの英文の長さは、高校の教科書の1課よりも長いことが多いです。
ですから、先程の生徒様は1年間で高校の英語の教科書7冊以上に相当する英文を読んだことになります。これで満足してはいけませんが、週に2回の授業なので、よく頑張られていると思います。
昨日(2020年6月25日)は、東京工業大学の問題を読んで、授業用の単語リストを作ったり予習をしたりしたのですが、大問[1]の本文と設問が「ちょっと長いぞ」と思い、語数を数えてみたら2,700語以上ありました。
2,700語というのは、高校の英語の教科書なら4課(675語/課)から6課分(450語/課)に相当し、通常だと1学期間以上かけて読む量です。
実は、東京工業大学の問題は大問[2]まであり、大問[2]は大問[1]ほど長くはありませんが、合わせて90分で解答するようになっています。
大問[1]では、The Best American Science and Nature Writing 2017という本の“The Case for Leaving City Rats Alone”という記事全文が問題になっています。カナダのバンクーバーで行われたネズミの生態調査によれば、害獣駆除を行うと病気が拡散する恐れがあるので、ネズミは放っておくのが得策だという内容です。ネットに記事へのリンクがありましたので、ご興味のある方はお読みください。
記事へのリンク:When We Exterminate Rats, Do We Unintentionally Cause the Spread of Diseases Like the Plague?
東京工業大学の大問[1]では、この本文に加えて、設問の英文も読まなければいけないので、負荷が増します。実際に上のリンクから英文を見ていただけたら分かりますが、第1段落からガツンとファーストコンタクトです。日頃から英文に当たり慣れていないと痛いです。
全ての大学入試問題がこうではありませんが、90分間集中して情報処理をしなくてはならず、脳ミソの持久力が必要だ、とわたしは思いました。
こういうトレーニングをしたい高校生の皆さんは、ぜひうめじ英語塾に入塾してください。一緒にがんばりましょう。
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