先日スーパーで買物をしていると
先日スーパーで買物をしていると、小さいお子さんとお母さんの会話が聞こえてきました。
お子さん 「とりたて」
お母さん 「『とりたて』じゃなくて『とれたて』」
お子さん 「とりたて」
お母さん 「とれたて」
お子さん 「とりたて」
お母さん 「『とりたて』じゃなくて『とれたて』」
お子さん 「とれたて」
何やら「とりたて」と「とれたて」の違いのようです。一瞬の出来事だったので、何が「とれたて」だったのか分かりませんでした。朝9時すぎにスーパーで聞いた、就学前の小さなお子さんとお母さんの会話です。
このようにして子どもは言葉を学ぶというのを垣間見た瞬間です。目の前に具体的な場面や状況があって、訂正されながら、繰り返し練習する。何度も練習する。しかも、訂正されてもへっちゃら。
スーパーで売っているのは「とれたて」の野菜ですが、なぜ「とりたて」じゃないのか、わたしにはうまく説明できません。自分で収穫したら「とりたて」になる気がしますが、わたしだけの言語感覚かもしれません。
そんなことを考えていると、英語の単語帳で英単語を覚えるのは楽なようで、ちっとも楽じゃないと思いました。何の場面や状況もなく、次々と知らない単語に直面します。単語帳によっては、全く関係のない単語が長蛇の列をなして並んでいて、丸暗記が苦手なわたしのような学習者にとっては、負担です。
英語は使いながら覚えるのが基本です。大量に聴いたり読んだりしながら覚える。大量に話したり書いたりしながら、訂正されながら覚える。急がば回れの英語学習法です(笑)。
そんなわけで、今回はスーパーで買物をしているとき偶然聞いた会話から話を膨らませてみました(笑)。
追記:さらに話を拡張すると、「もぎたてのリンゴ」は美味しそうですが「もげたてのリンゴ」は変な感じがします。「焼きたてのパン」とは言っても「焼けたてのパン」は言いません。なぜでしょう? 日本語を外国語として学習している方なら説明できるのかもしれませんが、日本語のネイティブスピーカーのわたしには残念ながら説明ができません。眠れなくなりそうです(笑)。
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