『世に棲む日日』を読んでいます
昨日(2019年12月10日)、司馬遼太郎さんの『世に棲む日日』(文春文庫)を読み始めました。
先日(11月24日)『吉田松陰―吟遊詩人のグラフィティ』についてブログを書いたら、『世に棲む日日』なる本を所蔵している妻がわたしに勧めてくれたからです。マイワイフは、この本を読んで松陰先生の生涯について知識を得たそうです。
そんなわけで、早速読んでいます。読んでいて作家の司馬遼太郎さんが描く松陰先生の姿の裏側に、司馬さんの膨大な資料収集や実地見聞を感じます。『世に棲む日日』は全4巻シリーズで、現在第1巻の途中(p.249)まで進みました。
1冊が300ページ余りですが、実は、登場人物がだんだん増えてきて、わたしにはちょっと大変です(笑)。その上、人名や地名をはじめとする漢字の読み方がよく分からず、わたしの脳ミソには負担だからです。なぜ漢字はいろいろな読み方があるのだろうとつい思ってしまいます。
誤解を恐れずに書くと、英語の単語の読み方もデタラメですが、英語は発音が分からなくてもアルファベット26文字から意味を辞書で調べられるので、まだ救いがあります。一方、日本語の漢字は読めないと調べるのが厄介です。松陰先生の友人に「宮部鼎蔵」さんがいるのですが、途中何度も読み方がわからなくなり、何度も最初にふりがなが書いてあるページを探しては確認しました。ちなみに、読み方は「みやべ ていぞう」で、宮部鼎蔵さんは現在の熊本県の出身です。
『世に棲む日日』に出てきた漢字のテストですが、「旅籠」は読めますか? 「たびかご」でも「りょろう」でもありません。意味は英語だと「ホテル」なんですが…
うめじ英語塾でも、生徒様は英文を読む際に知らない単語に出会うと、いちいち調べることになり、その度に読むことを中断しなければならなくなります。わたしが読めない漢字に出会ったときも同じ状況になります。この状態を積極的に捉えて、学習の機会にするかしないかで、アウトカム(結果)が違ってきます。と、自分に言い聞かせています(笑)。
英単語も漢字も意識して増やすことが大切だなあ、と『世に棲む日日』を読みながら思うわけであります。
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