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量は質を凌駕する

量は質を凌駕する

「量は質を凌駕(りょうが)する」という言葉があります。一定以上の量をこなせば、自ずと質も高まってくる、とわたしは解釈しています。(こういうときに、国語の先生が隣に座っていらっしゃると、解釈が正しいかすぐに確認できて助かるのですが…笑)

わたしは華陵高校で勤務していたときは、意識して、生徒の皆さんに触れてもらう英語の量を増やすようにしていました。

ちょっと記録を調べてみると、2004年(H16年)に、当時担任していた英語科2年生の生徒の皆さんと「授業で1万語読む」という企画をやっていました。すると、夏休み前の授業アンケートで「進度が速すぎる」という意見があったみたいです。それに対して、わたしが次のようなコメントを書いてクラスで配布していたことが判明しました。

○進度が速すぎる
英語の上達の秘訣はちょっとだけ難しい英文をどんどん読むことだと思います。難しすぎる英文を日本語に訳したり、日本語で説明することが中心の授業は、日本語の授業だと思います。ちょっと難しいが十分に読める英文をたくさん読めば読むほど、語彙も増え、表現力も増すと思うので、今の調子でどんどん英文を読む予定です。

皆さんの読むスピードの目標は1分間に120-150語です。教科書の1課(400-600語)を5分程度で読んで、書いた人が何を言いたいか分かることが必要です。1課にもう少し時間をかけて欲しいという気持ちも分かるのですが、本来5分程度で読めるべきものに、何時間もかけるのはまずいと思います。

進度が速すぎる、英文の説明をもっとして欲しい、と思っている人は、自分の力で何とか理解してやるんだ、っていう意気込みで頑張ってください。また、授業では、時間をかけて自分や友達と考えたけれどやっぱり分からない、という部分に限ってピンポイントで質問してもらうとありがたいです。もちろん授業外でもいつでも質問して構いません。分かるまであきらめない、というチャレンジ精神が大事だと思います。

2004年の時点で今と変わらないことを言っていたことに自分でも少しびっくりしました。良く言えば、「ブレない」ということでしょうか。(笑)

量をこなせば、英文が読めるようになります。そうすると自ずとコツがつかめて、学習の質も向上します。そういうわたしもまだまだ発展途上です。高校生の皆さん、わたしと一緒に「うめじ英語塾」でハードに英語習しませんか?