人間は言葉を使って考える
唐突ですが、人間は言葉を使って考えます。中には、絵や音を使って考える人もいるかも知れませんが、ほとんどの人にとって、思考には言葉が欠かせません。つまり、言葉はわたしたちが考える際に使う道具です。
言葉を磨く主な方法は、読書と外国語学習だと思います。読書によって、日常で接することのできない人の言葉、つまり、思考に接することができます。わたしが「うめじ英語塾」の開業を決めたのも、読書を通して様々な考え方に接したのが一因です。わたしたちは同じ考えの人と集(つど)う傾向があるので、自分とは異なる思考に接するための手っ取り早い方法は読書だと思います。読書によって思考の幅を広げることができるからです。
また、外国語を学習すると、言葉に対する感性が磨かれます。例えば、日本語が母語の人が英語を学ぶと、日本語だけでは分からなかったことに気づけます。日本語では相手のことを「あなた」と取り立てて呼ぶことは通例ではありません。普通は「あなたは朝ごはんを食べましたか?」と言うよりは「朝ごはんを食べましたか?」と言います。あえて相手を呼ぶときには、日本語では「あなた、きみ、おまえ、あんた、おたく、てめえ、そち」のように、相手との関係に応じて選ばなければなりません。英語ならyouで済みますね。
そう言えば、これは「うめじ英語塾」のブログでした。やや強引に「うめじ英語塾」に関連させます(笑)が、「うめじ英語塾」でちょっと難解な英文を読むと著者の思考を理解するために、あーでもないこーでもないと脳ミソが汗をかくぐらい考えますね。その経験が大事なときに威力を発揮します。うめじ英語塾での英語楽習を通して、思考力を鍛えませんか。
追伸 上記の拙論に異論がある方もいらっしゃると思います。歓迎です。そうやって、多様な観点から考えることで、思考が深まるのだとわたしは思います。
- 前の記事
2019年5月23日の業務日誌 2019.05.24
- 次の記事
英単語へのアプローチ 2019.05.26