『戦争を取材する 子どもたちは何を体験したのか』を読みました
先日(2025年12月19日)『戦争を取材する 子どもたちは何を体験したのか』を読みました。著者は、ジャーナリストでノンフィクション作家の山本美香さんです。下松市立図書館の蔵書です。
この本に出会ったのは、高橋源一郎さんの『誰でも、みんな知っている これは、アレだな』(11月7日)に続いて、佐々涼子さんの3作品、『夜明けを待つ』(11月22日)、『エンド・オブ・ライフ』(12月10日)、そして『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』(12月17日)を読んだからです。
平和な世界は、たゆまぬ努力をつづけなければ、あっという間に失われてしまいます。私たち大人は、平和な社会を維持し、できるだけ広げていけるように道を作ります。
『戦争を取材する 子どもたちは何を体験したのか』(p.190)
という山本美香さんの言葉に心を打たれました。佐々さんが『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』の中で引用されているもので、原典を読もうと思い、図書館で借りました。
戦争をなくすためには、誰もが戦争の実態を知り、平和の実現のために多くの人が力を合わせる必要があります。そのきっかけを作ることが、ジャーナリストの使命だと山本美香さんは考えていらっしゃったのだと感じました。
山本美香さんは、『戦争を取材する 子どもたちは何を体験したのか』が出版された翌年の2012年、シリア内戦を取材中に銃撃に遭い、命を落とされました。山本さんから託された平和のバトンをつなぎ、前に進むのが、わたしたちの役割だと思います。
さて、わたしは1年間で英文雑誌のTIMEも含めて100冊の本を読むプロジェクトを自主的に行っていますが、『戦争を取材する─子どもたちは何を体験したのか』が今年(2025年)の98冊目になりました。
本日(12月22日)も積極的な氣持ちでがんばります!(笑)
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