エクセルで特定の文字列を基準にして左または右の値を抽出する方法
今回のブログでは、エクセルで、特定の文字列を基準にしてその左側や右側の値を抽出する方法をまとめてみました。
以下の例にある ‘ABC’ は任意の文字列として設定でき、スペース(空欄)やメールアドレスのアットマーク(@)でも同様に扱うことができます。必要に応じてカスタマイズしてください。
基本編:文字列 ‘ABC’ を基準にする場合
セル内の最初の ‘ABC‘ を基準にして左側および右側の値を抽出する方法です。以下の例では、対象のセルは全て ‘A1‘ になっています。
【1】’ABC’ よりも左の値を抽出する方法~LEFT関数とFIND関数を使用します
=LEFT(A1, FIND("ABC", A1) - 1)
【2】’ABC‘ よりも右の値を抽出する方法~MID関数とFIND関数を組み合わせます
=MID(A1, FIND("ABC", A1) + LEN("ABC"), LEN(A1))
応用編:2回目の ‘ABC’ を基準にする場合
セル内に2回以上出現する ‘ABC‘ の2回目を基準にして左側および右側の値を抽出する方法です。以下の例では、対象のセルは全て ‘A1‘ になっています。
【3】2回目の ‘ABC‘ よりも左の値を抽出する方法~FIND関数とLEFT関数を使います
=LEFT(A1, FIND("ABC", A1, FIND("ABC", A1) + 1) - 1)
なお、’ABC‘ が2回含まれていない場合にエラーを避けたいときは、IFERROR関数を用います。
=IFERROR(LEFT(A1, FIND("ABC", A1, FIND("ABC", A1) + 1) - 1), "")
【4】2回目の ‘ABC‘ よりも右の値を抽出する方法~MID関数とFIND関数を応用します
=MID(A1, FIND("ABC", A1, FIND("ABC", A1) + 1) + LEN("ABC"), LEN(A1))
なお、’ABC‘ が2回含まれていない場合にエラーを避けたいときは、以下の関数になります。
=IFERROR(MID(A1, FIND("ABC", A1, FIND("ABC", A1) + 1) + LEN("ABC"), LEN(A1)), "")
ちなみに、これはうめじ英語塾のブログです。結論だけ知りたい方のために、不要な説明は全て省略しました。お役に立てると嬉しいです。
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