『グラブ職人 終わりなき道』を読みました
昨日(2022年12月25日)『グラブ職人 終わりなき道』を読みました。著者は、ミズノテクニクス株式会社波賀工場でプロ野球選手のグラブを製作されているグラブマイスター、岸本耕作さんです。下松市立図書館の蔵書です。
岸本さんは、イチロー選手のグラブも担当されたそうで、前任の坪田信義さんから引き継がれた2006年のエピソードが出てきます。50個作って、6個を選び、イチロー選手に試着してもらうと、どれもオッケーが出なかったそうです。
関連動画:The Glovemeister – Ichiro’s Mizuno Master Craftsman | WPW Origins – YouTube
その原因を岸本さんは「坪田名人のグラブをそっくり真似しようとしたこと」と分析されています(p.93)。
他人の真似をするのは限界があるので、最終的には自分の個性で勝負するということなのかなと思います。他人の強みをなぞるのではなく、自分の強みを輝かせる。
イチロー選手が岸本さんのグラブを初めて使ったのは、2007年7月のMLBオールスター戦(p.96)。岸本さんがイチロー選手の信頼を勝ち取った瞬間でもあると思います。
関連ウェブサイト:2007 Major League Baseball All-Star Game – Wikipedia
さて、わたしは1年間で英文雑誌のTIMEも含めて100冊の本を読むプロジェクトを勝手に行っていますが、『グラブ職人 終わりなき道』が今年(2022年)の100冊目になりました。
本日(12月26日)も積極的な氣持ちでがんばります!(笑)
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