『JK、インドで常識ぶっ壊される』を読みました
一昨日(2022年6月28日)『JK、インドで常識ぶっ壊される』という本を読みました。下松市立図書館の蔵書で、著者は熊谷はるかさんです。
熊谷さんは、中学3年生の8月にお父様の転勤でインドに引っ越し、高校3年生だった2021年6月に日本に帰国されています。この本は3年間にわたるインドでの滞在記です。
タイトルの「ぶっ壊される」からは想像できない世界が本の中に広がっていました。
漢字がところどころ難しくて、まず、わたしの予想がぶっ壊されました。例えば、「煌々とした」(p.148)、「侮る」(p.162)、「櫛比」(p.166)はインターネットで読み方を調べながら読みました。それぞれ「こうこうとした」「あなどる」「しっぴ」と読みますが、「櫛比」は初めて見た単語で意味も知りませんでした。
関連ウェブサイト:櫛比(しっぴ)の意味 – goo国語辞書
2014年にノーベル平和賞を受賞したインドの人権活動家、カイラシュ・サティヤルティ(Kailash Satyarthi)さんの話が途中で出てきます。熊谷さんがインドで通学されたインターナショナル・スクールでのクラブ活動を通して、熊谷さんはサティヤルティさんの活動を知ることになったそうです。
サティヤルティさんは、授賞式のスピーチで、子供時代に聞いた物語について話しています。小鳥が森の大火を消そうとしてくちばしで水を運ぶのを見て、森の王者であるライオンが「何をしているんだ」と尋ねます。すると、小鳥は「自分にできることをしている(I am doing my bit.)」と答えるというものです。
関連ウェブサイト:Kailash Satyarthi – Nobel Lecture
『JK、インドで常識ぶっ壊される』は、熊谷さんがインドで吸収したことをぜひ伝えたくて、まさに「自分にできること」として書かれた一冊です。出会えてよかったです。
本日(6月30日)も積極的な氣持ちでがんばります!(笑)
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