徳山英学会に出席しました(2021年10月17日)
昨日(2021年10月17日)、徳山英学会の例会が周南市役所で開催され、出席しました。
今回は、代表世話人をされていた河口昭先生が昨年(2020年)鬼籍に入られて以来、初めての例会でした。
河口先生は、浅田栄次博士の研究者として、浅田博士の業績を後世に伝えるために精力的に活動されました。浅田栄次博士の生誕150年にあたる2015年には、周南市立徳山小学校の正門横にある浅田栄次博士の記念碑を建立する際に多大な尽力をされました。
浅田栄次博士は、現在の山口県周南市出身で、米国のシカゴ大学で最初の博士号を授与されました。また、現在の東京外国語大学の前身である東京外国語学校の英語科主任教授として、日本の英語教育の基礎を築いた偉人です。
今回は「河口昭先生からの宿題」と題して50分の発表を行い、浅田先生が1909年(明治42年)に書かれた英語読本の緒言を参加者の皆さんと一緒に読みました。
出典:Asada’s English Readers. Book 1 – 国立国会図書館デジタルコレクション
緒言には、浅田先生の執筆及び編纂方針が記されています。100年以上前の著作ですが、内容は今でも斬新であるように感じられます。
特に、初学者は第1巻で全ての基礎基本を学べると書いてあり、実際に紐解くと浅田先生が工夫されて執筆されたことが分かります。
わたしは、明治に浅田先生が書かれたこの本を使って令和の小学生に英語を教えてみたいと、勝手に妄想を膨らませています(笑)。
時空を超えた浅田先生とのコラボは、きっと河口先生も賛成してくださるのではないかと思うのです。
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