★うめじ英語塾 お問い合わせフォーム★

それでも良かったのか!

それでも良かったのか!

本日(2021年10月4日)のうめじ英語塾のブログは「である調」で書いてみました。

~~~~~~~~~~~~~~

英語を学んだり、教えたりしていると、とかく日常や仕事で英語を使うという実用面に焦点が当てられがちだが、英語を学ぶことの隠れた効用に、異文化に接するという「実用」がある。

わたしのように山口県の下松くだまつ市で生活している限り、スーパーで買い物をする際に英語で話したり、病院で診察を受けたりするのに英語を使うことは、今のところ皆無だ。

ただし、英語を学んでいるので、英語圏の情報が得やすいのも事実だ。

例えば、南半球にあるオーストラリアは現在、春休み中である。山口県立華陵高校の姉妹校、オーストラリアのカワナ・ウォーターズ・ステート・カレッジは、クイーンズランド州の公立学校だが、2ヶ月間授業があると2週間以上の休暇があるという周期で学校が回っている。

姉妹校は9月18日(土)から休暇に入っていて、今日(10月4日)まで17日間の連続休暇である。したがって、オーストラリアの先生に業務上のメールを出すのは控えていた。
参考ウェブサイト:2021 School calendar – 2021-school-calendar.pdf

休暇の間は、日本の学校のように課外授業があるわけでもなく、部活動があるわけでもなく、本当に休みだからだ。オーストラリアの先生や生徒にとっては、休暇中に旅行に行ったり、家族との時間を楽しんだりするのが当たり前なのだ。

日本の高校で勤務した経験からするとうらやましいのやら、信じられないのやら、本当にそれで大丈夫なのかと心配してしまいそうだが、全く問題がなさそうである。

外国語を学ぶということは、外国語の運用能力を習得するだけでなく、外国の文化に触れ、日本とは異なる考え方・やり方もあることに気づく機会を得るということでもある。

日本のやり方とオーストラリアのやり方を比べて、どちらが優れているかを論ずるつもりはないが、オーストラリアの学校を見ると「それでも良かったのか!」と思わず思ってしまう。