睫から踵まで
昨日(2021年9月1日)重松清さんの小説『定年ゴジラ』(単行本)を読みました。下松市立図書館の蔵書です。
主人公は山崎さん。10月に定年退職した元銀行員。昭和11年(1936年)新潟生まれの60歳です。
とここまでで、『定年ゴジラ』の話は終わりです。
問題は、漢字が読めないのであります。
軽く例を挙げると、126ページに出てきた「睫」、137ページの「瀟洒」、216ページの「呷る」、254ページの「踵」。
トホホです。
困っていたら、ネットで漢字の手書き検索ができるウェブサイトを見つけました。AIで自動認識してくれるらしいのですが、わたしのふにゃふにゃ筆跡では画数の多い「瀟」はなかなか認識されません(笑)。
関連ウェブサイト:漢字手書き検索 | モジナビ
ともあれ、科学技術のおかげで、なんとか読むことができました。「瀟洒」は「ショウシャ」、「呷る」は「アオる」でした。ブログのタイトル「睫から踵まで」の読みは「マツゲからカカトまで」となります。
踵を返して、話題を『定年ゴジラ』に戻しますが、計算すると、重松さんがこの本を書かれたのは35歳の時。物語のリアリティに驚かされます。
というわけで、下松市立図書館で借りた重松さんの本があと3冊、待っているのであります(笑)。
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