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『超バカの壁』を読みました

『超バカの壁』を読みました

昨日(2021年5月29日)『超バカの壁』を読みました。養老孟司ようろうたけしさんの2006年の著書で、2003年の『バカの壁』、2004年の『死の壁』の続編です。『超バカの壁』も下松市立図書館の蔵書です。

語弊ごへいを恐れず言えば、養老さんが自由奔放ほんぽうに自分の意見を述べた著書です。「若者の問題」「自分の問題」というように「…の問題」と題して12の観点から養老さんが意見を展開します。物議ぶつぎかもすので、わたしならオブラートに包んで誤魔化してしまいそうなことがじゃんじゃん書いてあります。養老さんが考え抜いて辿たどり着いた、ぶれない意見だから書けるのだと思います。

見方を変えると、それだけ養老さんが読者を信頼しているとも言えます。著者の考えを知りたいからわざわざ本を手にとって読んでいるのだから、気に食わないなら読まなきゃいいじゃないか、ということでもあるし、逆に、わざわざ本を選んでくれた人には全力で自分の意見をぶつけますよ、ということだと思います。

さて、突然話は変わりますが、わたしは勝手に1年間で100冊の本を読むプロジェクトをやっています。この100冊には英文雑誌のTIMEも含みます。今年(2021年)は『超バカの壁』が37冊目になりました。

100冊読むというのは手段で、目的はいろいろな考えに触れて自分の脳ミソのシワを増やすということなのですが、100冊というゴールを決めたからには到達したいと思ってしまいます(笑)。