『AIの壁』を読みました
昨日(2021年5月20日)『AIの壁』を読みました。養老孟司さんの対談集で、下松市立図書館の蔵書です。
読んでみてわかったのが、活字になった対談を読むのは自分には負荷が大きいということです。収録されている4つの対談のどれを取っても、その場に自分はいないわけで、養老さんと対談のお相手との思考の流れになかなか乗れず、上滑りな理解になりました。
よく考えると、人と人とがコミュニケーションをするときに、場を共有するというのが重要な要素なのかもしれません。対談集で言えば、活字になった情報と同様に、またはそれ以上に、活字にならなかった声の調子や顔の表情が相手との共感形成に欠かせないという気もします。
うめじ英語塾で扱う大学入試問題にしても、生徒様は活字だけを読んで、著者の思考の世界にいきなり飛び込むようになるので、読むのが難しいわけだ、と思ったりもします。
ただ、『AIの壁』にしても、大学入試問題にしても、ハードだから避けるといつまでもできるようにならないので、実際に読んだり解いたりして、新しい考えに触れることが大切だと思います。
てなことを、『AIの壁』を読んで考えました。
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