『養老孟司入門―脳・からだ・ヒトを解剖する』を読みました
先日(2021年5月5日)『養老孟司入門―脳・からだ・ヒトを解剖する』を読みました。
養老孟司さんと言えば、2003年のミリオンセラー『バカの壁』で有名です。今回読んだ本の著者、布施英利さんは、養老さんが東京大学医学部解剖学教室の教授だったときの助手という関係です。
実は、下松市立図書館の新着図書案内を見て、はずみで借りてしまった本で、実際に読んでみると難しかったです。
布施さんが紐解くところ、というか、わたしが理解した範囲では、養老さんの意見は、我々の世界は脳の中で作られ、脳の中に存在する。脳で意識されたもののみが我々の世界として認識されるからだ。その際に我々が使う重要な道具は言葉である。我々は言葉を使って他者と世界の共有を行うことができる。これは、自分だけの世界の壁、つまり、バカの壁を越えることに他ならない。
…と書いてみたものの、上記はあくまでわたしの理解です。
うめじ英語塾という観点からは、日本語+英語という2つの言葉を獲得すれば、それだけ世界が広がる可能性があるということです。他方、日本語でも意思の疎通がそんなに簡単ではないのに、英語で他者とのコミュニケーションを成立させるにはかなりの努力が要りそうです。だからこそ、英語の習得には価値があるということかもしれません。
さて、話が突然変わりますが、わたしは1年間で英文雑誌TIMEを含めて本を100冊読むプロジェクトをこっそりやっています。『養老孟司入門―脳・からだ・ヒトを解剖する』が今年(2021年)の29冊目になりました。残り8ヶ月弱で71冊なので、ちょっとペースを上げてがんばろうと思います(笑)。
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