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『自分勝手で生きなさい』を読みました

『自分勝手で生きなさい』を読みました

先日(2020年12月26日)『自分勝手で生きなさい』を読みました。著者は文筆家の下重しもじゅう暁子あきこさんです。下松市立図書館の蔵書で、わたしが下重さんの著書を読んだのは初めてです。

発行日が2020年10月26日の近著で、新型コロナウイルスにも言及げんきゅうがあります。

一言で言うと、痛快つうかいな内容でした。うめじ英語塾が存在するのも、わたしが「自分勝手」に行動した結果なので…。下重さんの定義では「自分勝手とは、個として生きること。自分で判断し、自分らしく行動すること」(そで、p.2)です。

考えてみれば、『自分勝手で生きなさい』というタイトルが成り立つこと自体、没個性を余儀よぎなくされる世の中なのかもしれません。

ただ、誰かに命令されて自分勝手に生きるようでは、主体性を欠いており、全く自分勝手ではありません(笑)。

今も昔も基本的には人間の本質は変わらず、夏目なつめ漱石そうせきさんが書かれたように「とかくに人の世は住みにくい」ということなのだと思います。
参考:夏目漱石『草枕』