今すべきことをする
先日(2020年12月5日)日野原重明先生の『今日すべきことを精一杯!』を読んでいたら、ある言葉に出会いました。日野原先生は内科医で、聖路加国際病院で長年勤務されました。
その言葉とは、日野原先生が尊敬する医師のウィリアム・オスラー(William Osler)博士があるとき書き留められた言葉で、英国の歴史家・評論家であるトーマス・カーライル(Thomas Carlyle)の言葉です。
Our main business is not to see what lies dimly at a distance, but to do what lies clearly at hand. ーBy Thomas Carlyle
直訳は「遠くにぼんやりとあるものを見るのではなく、手元にはっきりとあるものをやるのが本業だ」となります。日野原先生は「将来のことをいたずらに思い煩わないで今日すべきことを精一杯やりなさい」(『今日すべきことを精一杯!』p.64)と訳しておられます。
10年先を見るビジョン(vision)とともに、「今、ここに集中する」ことの大切さを思い出させる警句です。と思いながら、このブログも集中して書きました(笑)。
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