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毀誉褒貶

毀誉褒貶

昨日(2020年12月1日)日野原ひのはら重明しげあき先生の対談集『生きかたの選択』を読んでいたら「毀誉褒貶」という漢字オバケに出会いました。

対談のお相手は政治家の田中たなか眞紀子まきこさんで、お父様の田中たなか角榮かくえいさんについて、「政治家としては毀誉褒貶のある父ですが」(p.148)と語っておられました。『新潮45』1999年3月号からの収録です。

「毀誉褒貶」は、文章の前後関係からも意味が不鮮明で、「名誉毀損めいよきそん」という語句にある「誉」と「毀」は出てくるものの、やっぱり意味の焦点が合いません。

おまけに、「毀誉褒貶」は画数も多くて、ごちゃごちゃっとなっていて、漢字の形がどうなっているのかもよく分からない。

その上、「毀誉褒貶」には生まれて初めて出会ったので、どんな音で読むのかもわたしには想像がつきません。

うめじ英語塾で生徒様が初めて出会う単語を見るときはこんな状態なのだろうなあ、と考えながら「毀誉褒貶」を眺めました。

「毀誉褒貶」に限らず、漢字は場所によって読み方が変わるので厄介だといつも思います。これも英語のスペリングと発音が一致しないことにちょっと似ています。

さて、仕方がないので、ググってみました。

「毀誉褒貶」

読み方は「きよほうへん」らしいです。意味は「められたりけなされたりの相反あいはんする評判」です。詳細は、以下のリンクをご覧ください。
参考リンク:毀誉褒貶とは – コトバンク
参考リンク:毀誉褒貶(きよほうへん)の意味・使い方 – 四字熟語一覧 – goo辞書

次回「毀誉褒貶」に出会ったら、「ああ、2020年の12月1日に田中眞紀子さんの対談でお会いしたキヨホウヘンさんですね」っとサラッと言ってみたいもんです(笑)。