いきなり入試問題!
うめじ英語塾では、生徒様にいきなり入試問題を解いてもらっています。場合によっては、先に学校の教科書を仕上げてもらうこともありますが、基本は大学入試問題です。
教材は、旺文社さんの『全国大学入試問題正解 2 英語(国公立大編)』です。英検であれば、準1級レベルです。
なぜ大学入試問題かと言うと…
あまり書きたくないのですが、思い切って書きますと、そのレベル以上でないと、ネイティブスピーカーに全く太刀打ちできないからです。
英検2級は、ネイティブスピーカーであれば小学校高学年の語彙レベルです。ちょっとした用事であれば、小学校高学年の語彙レベルでこなせます。が、人工知能で十分に対応できる定型の用事ぐらいしかできない気がしているのです。
一方、実際のビジネス交渉の場面では、言語力よりも人間力という気もします。例えば、下関戦争(馬関戦争)で長州藩の高杉晋作さんが英米仏蘭四カ国連合艦と講和交渉をした際には、言語力よりも人間力。「なんだこのジンブツは?」と思わせて、こっちのペースに持ち込む。
でも、誰もが高杉晋作さんになれるわけではありません。英語を使ってネイティブスピーカーを含め多国籍の仲間と切磋琢磨しながら研究やビジネスをするのであれば、さすがに小学校高学年の語彙力ではツライと思います。
英検2級は素晴らしいし、小学校高学年でできることも多いのですが、それをゴールにしてはいけない。さらに言えば、英検準1級や1級も素晴らしいのですが、そこはゴールではなくて、ハッキリ言って、スタートライン。
ということから逆算すると、高校生の段階で大学入試問題レベル、というか、英検準1級レベル以上で鍛えておくと、進学後もスムーズです。
ローマは一日にして成らず。「将来を見越して、今からがんばりたい」という高校生と一緒に、わたしも英語を勉強したい、と思ふわけです。
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