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『「教えない授業」の始め方』を読みました

『「教えない授業」の始め方』を読みました

昨日(2020年9月27日)『「教えない授業」の始め方』を読みました。

著者は、新渡戸文化小中学校・高等学校で英語を教える山本崇雄先生です。昨年(2019年)7月に山本先生の『なぜ「教えない授業」が学力を伸ばすのか』を読みました。今回は知り合いの英語の先生から『「教えない授業」の始め方』を紹介していただき、早速下松市立図書館で借りました。

『「教えない授業」の始め方』には英語の授業で生徒の潜在能力をフルに発揮させる手立てが書いてあります。生徒同士が教え合う関係になるための声掛けや具体的な学習方法が詳細に書いてあり、参考になります。

青山学院大学陸上競技部の原晋(はら・すすむ)監督の著書『フツーの会社員だった僕が、青山学院大学を箱根駅伝優勝に導いた47の言葉』で読んだのですが、組織の進化には4つのステージがあり、最初はしっかり目標実現までの手立てを教え込むことで、次第に選手集団の自律的な活動が可能になるとのことでした(pp.33-36)。

山本先生は自律的な学習者集団づくりを最終目標にして、最初の段階で心構えや具体的な学習方法を教えたうえで、生徒同士が助け合い学び合う機会を設けることで、社会でも活躍できる人材育成を教室で行っていらっしゃるようでした。

うめじ英語塾でもそのような学習者集団ができれば、オモシロクなってくると思っています。

なお、この本の付録には実際の授業の様子のレポートがあり、活動の時間配分や英語での指示がどのように行われているのかも分かります。