問題への対処法ー3つの方法
昨日(2020年4月12日)、英文雑誌TIME(2020年4月6-13日号)を読み終わったのですが、テリー・マクミラン(Terry McMillan)という作家さんとのインタビュー記事(pp.86-87)があり、オモシロイと思ったことがあったので、メモ的に書かせていただきます。
このインタビューの中で、テリー・マクミランさんは、自分の作品の登場人物が問題に対処する際に”get through it“と”get over it“はありだが、”go around it“はないとおっしゃっていました。
get through it は「(困難を)経験した後に成功にたどり着く」という意味です。through は「…を通り抜けて」という前置詞ですので、困難に正面から体当たりして突き破らないといけないようです。
get over it も「(困難を)克服する」という意味で、over は「…を乗り越えて」という意味なので、こちらも困難を避けて通れません。through よりもちょっとはマシな気がしますが、知恵と体力が要りそうです。
一方、go around it は、この文脈では「(困難を)回避する」という意味で、問題を避けて迂回路を通るという作戦です。around は「…の周りを」という意味で、突き破ったり、越えたりできない問題の場合は、この手もアリかなあと思います。
作家さんからすれば登場人物が問題をスルリと回避してしまうと小説にならないのかも知れません。その一方で、生身のわたしたちは、問題があるときにはこれら3つの対処法があることを心に留めておき、場合によっては避けて通るのも救われる道かなとも思いました。
まあ、「事実は小説より奇なり」ということで、人生にはドラマがつきものですが…(笑)
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