東日本大震災から9年
本日(2020年3月11日)で東日本大震災から9年が経ちます。
9年前(2011年)の3月11日(金)、わたしは山口県立華陵高校(山口県下松市)にいました。この日は、山口県立大学の学生さんが華陵高校に来て英語の研究授業をされた日でした。研究授業後の反省会を終えて、16時半すぎに職員室に戻ると、隣の席の同僚の先生が「東北地方で巨大地震が発生して大変なことになっているらしい」という趣旨のことをおっしゃったのを覚えています。
しばらくして用事で校長室に行くと、校長室のテレビに堤防を越えて陸地を覆っていく津波の映像が写っていました。この日は19時半まで学校にいて、帰宅後インターネットでニュース映像を見ました。どんな映像を見たかは記憶が定かではありません。というのが、日が経つにつれ、次々と被害の様子が明らかになり、わたしの記憶の時間軸が曖昧(あいまい)だからです。
わたしは日頃からラジオをよく聴きますが、震災発生直後から被災された多くの方々にとってラジオは貴重な情報源だったと思います。信頼できる正しい情報を伝えて安心を与えてくださる報道機関の存在に感謝します。
そのような中で今でも覚えているのが、NHKラジオ第1放送の朝の番組です。アナウンサーの方が視聴者からの投書を読まれた際に、声をつまらせてしばらく沈黙されたときがありました。感情をコントロールする訓練をされているプロのアナウンサーです。伝えるのも辛いのだ、と心を打たれました。
東日本大震災から9年が経ちますが、その影響を考えると、決して遠い過去の出来事ではありません。まさに現在の出来事であると言えると思います。
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