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『どこからお話ししましょうか 柳家小三治自伝』を読みました

『どこからお話ししましょうか 柳家小三治自伝』を読みました

噺家(はなしか)の柳家小三治師匠の『どこからお話ししましょうか 柳家小三治自伝』を読みました。一度、2006年6月23日に新宿末廣亭で噺(はなし)を聴いたことがあります。偶然でした。その日は小三治師匠をお目当てにしたお客さんが多かったのか、一階席は満席で、二階席のしかも一番後ろで聴きました。

さて、この本を読んで、心に共鳴した言葉があります。

歌はうまく歌っちゃいけない。感じた通り素直に歌えばいいんだ (p.109)

『論語』で言う「巧言令色鮮し仁(こうげんれいしょくすくなしじん)」ということなのですが、英語をやっていると、単語をたくさん知っているとか、文法の知識が豊富であるとか、「うまく歌う」技術面に目を奪われがちです。

『どこからお話ししましょうか 柳家小三治自伝』を通読すると、小三治師匠が「あなた、もちろんそれも大事なんですが、人の心はそれじゃ動かせませんよ」と語りかけてくだすった気がします(←ちょっと江戸弁を真似てみました…笑)。英語はコミュニケーションの道具なので、技(わざ)を磨くのも大切なんですが、それだけじゃないというわけです。

それじゃ、何が人の心を動かし、感動を生むのかについては、ぜひ十代目柳家小三治師匠のご本をお読みくださいませ。(笑)