大器晩成
大器晩成という言葉がありますが、「大きな器は完成するのに時間がかかる」ということから、それを人間に例えて使うことがあります。
何でもそうでしょうが、良いものを作るには時間がかかります。
例えば、英語の勉強も基礎からはじめて、だんだんと上達し、壁にぶつかっては、何度でも挑戦し、それを乗り越えたり上手に迂回したりしながら、ちょっとずつ前進です。
母語である日本語ですら発展途上なのに、いわんや外国語である英語をや、です。昨日(2019年10月19日)も日本語で本を読んでいて、「袖振り合うも多生の縁」というのを「袖すり合うも多少の縁」と勘違いしていたことが自分の中で発覚しました。日本語なのに知らないことがたくさんあります。
実は、大学在学中にアメリカのミシガン大学に留学した際にお世話になった Larry Selinker 先生に紹介していただいた Begin Here: The Forgotten Conditions of Teaching and Learning という本が手許にあります。1991年5月23日に買った本で、今までに何回か読もうと挑戦していますが、難しくて文字通り棚上げになっています。
「何度でも挑戦」と書いた手前、また手に取って、読んでみようかと思います。
うめじ英語塾でも大学受験を掲げているので、限られた時間で結果を出すことを意識していますが、同時に、長い目で見ることも忘れずに、生徒様一人ひとりが将来も英語を続けて、そして人物も大成して欲しいと心から願っています。縁あって入塾してくれた生徒様です。袖振り合うも多生の縁。ありがたいです。
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