単語リストを渡すべきか渡さぬべきか？

うめじ英語塾では単語リストをわたしが作って生徒様に渡しています。授業で単語リストを生徒様に渡すべきかどうかについては賛否両論あると思いますが、わたしが単語リストを生徒様に渡している最大の理由は、時間の節約です。

先生によっては授業で教科書本文の単語の意味を確認したり、派生語を板書したりされる方がいらっしゃるかもしれません。例えば、successという単語が本文に出てきたら、動詞形はsucceed、関連の名詞形がsuccession, successor、形容詞形はsuccessful, successive、副詞形はsuccessfully, successivelyというふうに板書し、それぞれ意味を確認し、生徒様に写してもらうという具合にです。

わたしは個人的にはこういう教え方は困るなあと高校生のときには考えていました。「板書するほど重要なら、リストにして渡してほしい。ボクは暗記が壊滅的に苦手なので、書き写すよりも覚えることに時間を使いたい」と思っていたのです。

ですから、わたしは授業で扱う本文に出てくる覚えるべき単語や熟語は基本的にリストにして渡すようにしています。節約した時間は、発音の確認や暗記の時間に使えるからです。

ただし、あまり親切にしすぎると生徒様の自立心が育ちません。見事にうめじ英語塾への依存体質ができあがってしまいます。なので、意識して不親切になって、リストに載せなかったり、リストに載せても日本語で意味を書いていない単語や熟語があります。

将来生徒様が独りでも勉強できるように支援するのがわたしの役目です。