生徒様がいなくなるのが理想のビジネスモデル?!
現在、うめじ英語塾をどんな塾にしようかと考えているのですが、お金儲けには好ましくない、オソロシイビジネスモデルを検討中です。
それは、生徒様がいなくなるビジネスモデルです。エッ?
少し脱線しますが、わたしは長い間、腰痛に悩まされていました。ところが、下松市にある「桜町整体 一心」さんに行ったところ、なんと治ってしまい、それ以来、何年もずっと行っていません。←罪滅ぼしも兼ねて、「桜町整体 一心」さんのお名前を使わせていただきました。
なぜ治ったかというと、先生が自力で治す方法を教えてくださったからです。先生ご自身も痛みに悩まされていたので開業されたらしく、こうやったら楽になりますよ、とやり方をわたしに教えてくださったのです。
話をもとに戻して、それ以来、学習塾をやるなら、生徒様が独力で勉強できるようにするのが、潔いやり方かなあと考えています。
華陵高校にいたときもそうですが、生徒が卒業後、いつまでもアフターサービスはできません(笑)。そう考えると、生徒が卒業後に困らないように、勉強のやり方を教えるのが本当の親切な気がします。教員としては、生徒に少しは頼ってもらったほうが、多少は役に立っている気がして嬉しいときもありましたが(笑)。
そんなことを考えていたら、TIME (April 15, 2019, p.21)の記事で次のような一節に出会いました。
You may not consider this when you first step into a therapist’s office, but our goal is to stop seeing you. In the bittersweet way that parents raise their kids not to need them anymore, therapists work to lose patients, not retain them, because the successful outcome is that you feel better and leave.
SOURCE: http://time.com/5544180/why-therapists-break-up-with-their-patients/
「精神科医の目標は患者に会うのをやめること」とあるように、わたしの目標は生徒様が独立して、わたしがいなくても学べるようにすることなのかなあ、と考えるこの頃です。
キケンなビジネスモデルだと思いませんか。なので、ブログのカテゴリーは「随想録」。開業前にいきなり廃業では困りますので(笑)。
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