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『地方女子たちの選択』を読みました

『地方女子たちの選択』を読みました

先日(2025年10月6日)『地方女子たちの選択』を読みました。著者は社会学者の上野うえの千鶴子ちづこさん、小説家の山内やまうちマリコさんです。下松市立図書館の蔵書です。

お二人とも富山県のご出身です。本書には、お二人の対談と、藤井ふじい聡子さとこさんが聞き取った、富山県に関わりのある14人の女性のライフストーリーが収録されています。

本書でも触れられていますが、人口戦略会議が2024年4月に発表した『令和6年・地方自治体「持続可能性」分析レポート』では、2020年から2050年までの30年間で、20~39歳の女性人口が50%以上減少する自治体を「消滅可能性自治体」と定義しています。
関連ウェブサイト:「消滅可能性自治体」マップと一覧 ~2050年の日本の姿~:朝日新聞デジタル

山口県でも8つの自治体が「消滅可能性自治体」とされています。一方で、「島根県は脱却した自治体が12にのぼり、『消滅可能性自治体』はわずか4に減っている」(前掲レポート、p.7)そうで、地域の魅力づくりの施策が進んでいるのだろうと思いました。

山内さんが「十八歳の子に飽きられるような街では流出は止められないんです」(p.256)と語っておられ、人口減少は結果にすぎず、その背景にある社会の仕組みこそ考えるべきだと感じました。

さて、わたしは1年間で英文雑誌のTIMEも含めて100冊の本を読むプロジェクトを自主的に行っていますが、『地方女子たちの選択』が今年(2025年)の78冊目になりました。

本日(10月10日)も積極的な氣持ちでがんばります!(笑)